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2008年8月

フラガール

フラガール (2006・日本)
★★★★☆ (評価基準)

さて、評価に困った。良いところと悪いところが同居している。いい方を採用して★4ツ。

では悪いほうから。お涙頂戴のエピソードが連続して、薄っぺらい印象を受ける。これは「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じ感覚だ。

あと、しずちゃんは勘弁して欲しかった。彼女が出てくるたびに「南海キャンディーズのしずちゃんが演技してる」と現実に引き戻されてしまう。

では良い方。

期待たっぷりに見ていた私が、残念な気持ちで終盤を迎えると、最後の見せ場のダンスシーン。蒼井優のダンスにやられた。それじゃ「花とアリス」と同じじゃん。でも素晴らしい。

このダンス、映画を通して3度登場する。最初はフラの先生を演ずる松雪泰子が、次は蒼井優が、そして最後のクライマックス。それぞれ、誰かが心を動かされる重要なシーンとなっている。松雪泰子と蒼井優の違いも見ていて楽しい。

だがそれより、このダンスは、この炭鉱町が死んで、そこから再生してくるところを表現しているように思える。だからこそ重要なシーンで3度も演じられているのだろう。

それに気づいたとき、やっぱりこの映画には一本芯が通っていたのだなと評価を改めさせられた。惜しいところも多いけど、星4ツです。


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崖の上のポニョ

崖の上のポニョ (2008・日本)
★★★★★ (評価基準)

滅多に無い5ツ星。とはいえ、万人にお勧めできるわけでもない。

ストーリーは滅茶苦茶。「ラピュタ」 のような明快なものを求めているとシンクロできない。また、「もののけ姫」のような明確なメッセージがあるわけでもない。ぼんやりとはあるが、それは私はまったく意に介さなかった。

5ツ星の理由は、最初から最後まで画面に釘付けだったから。とにかく映像が素晴らしい。中盤以降の描写は、夢を見ているような気分を味わった。ビデオで観たら★がひとつ減るかもしれない。

これからという人は、とにかく画を観て、あまり考えず、ゆったりと流れる幸福感を味わって欲しい。

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機動警察パトレイバー2 the Movie

機動警察パトレイバー2 the Movie (1993・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

こんなエントリーを読んで、押井守の作品が見たくなっていたところにTV放送があったので、見た。なるほど、漫画やTVアニメの「パトレイバー」とはリアリティの設定が違うのは、絵柄で一目瞭然だ。

物語の序盤で、主役(のはずの)野明と遊馬が新型レイバーの試乗をするシーンがある。その後、現役を退いた旧型レイバー(98式AVイングラム) の所に行く。以前の仲間は散り散りになっている。

ここまで見て、「この後、何らかの理由で新型レイバーが使えなくなり、旧メンバーが集結してイングラムで闘うに違いない」という「さらば宇宙戦艦ヤマト」パターンを予想してしまう。が、まったくの外れ。そもそも全編を通してレイバーはほとんど出てこない。

最初に書いたとおり、これはリアリティ設定の違う「パトレイバー」だ。キャラクタや設定を借りてきた全くの別物。劇場版「クレヨンしんちゃん」みたいなものだ。私のように漫画の設定を先入観として持っている観客には、その時点でハンデとなってしまう。「うる星やつら2」から変わってねえな。

さて、そんなハンデは別にして、この映画が評価できるか。

着眼点はいい。公開されたのは1993年。この後、地下鉄サリン事件 (1995年) や9・11 (2001年) があると思うと、それを事前に作品にした先見には感心する。日本はバブルがはじけた直後の、まだまだ平和ボケしているところで、この映画を公開するタイミングとしては最上だっただろう。

しかし、作家が訴えたいと思ったことが表現できているかというと、私は満足できない。長ゼリフも薄っぺらく聞こえるし、カネの問題かもしれないが、アニメーション技術も十分と思えない。恐怖が伝わってこない。

しかし、この作品のテーマは、極限状態でもボケっとしている日本を描くということだから、恐怖が伝わってこないのは私が平和ボケしているからかもしれないね。

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ひまわり

広角レンズが無いので、2枚撮影して、Photoshop の Photomerge で stitch.
Photo_3


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