フラガール
さて、評価に困った。良いところと悪いところが同居している。いい方を採用して★4ツ。
では悪いほうから。お涙頂戴のエピソードが連続して、薄っぺらい印象を受ける。これは「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じ感覚だ。
あと、しずちゃんは勘弁して欲しかった。彼女が出てくるたびに「南海キャンディーズのしずちゃんが演技してる」と現実に引き戻されてしまう。
では良い方。
期待たっぷりに見ていた私が、残念な気持ちで終盤を迎えると、最後の見せ場のダンスシーン。蒼井優のダンスにやられた。それじゃ「花とアリス」と同じじゃん。でも素晴らしい。
このダンス、映画を通して3度登場する。最初はフラの先生を演ずる松雪泰子が、次は蒼井優が、そして最後のクライマックス。それぞれ、誰かが心を動かされる重要なシーンとなっている。松雪泰子と蒼井優の違いも見ていて楽しい。
だがそれより、このダンスは、この炭鉱町が死んで、そこから再生してくるところを表現しているように思える。だからこそ重要なシーンで3度も演じられているのだろう。
それに気づいたとき、やっぱりこの映画には一本芯が通っていたのだなと評価を改めさせられた。惜しいところも多いけど、星4ツです。
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