映画・テレビ

ウォーリー / WALL-E

ウォーリー (2008・アメリカ)
★★★★☆ (評価基準)

ウォーリーとイヴの演技、王道のストーリー展開に星4ツ。ちょっと甘めだけど。

舞台は廃墟となった地球。そこで孤独にゴミ掃除をするロボット、ウォーリー。そこに飛来する最新型ロボットのイヴ。打ち解けた二人(2台)だが、イヴがウォーリーの宝物の一つを見つけると、突然停止して…

あまり期待せずに見たのに、想定外の面白さ。特に中盤までが素晴らしい。終盤のドタバタはもうちょっと短くしてもらってもいい。2001年宇宙の旅を観た人なら、ニヤリとしてしまうところがところどころに。

機械であれ、壊れてしまったり、記憶が失われてしまったりする結末は悲しいもの。ウォーリーの場合は…アメリカ映画なら、ましてやディズニーなら、こうなるよね。

そういえば、日本の鉄腕アトムは最後に太陽に突っ込んで終わるけど、アメリカ版はどうなるのかね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン (2007・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

なんといっても、オカン役の樹木希林がすばらしい。それに、若い時のオカンが驚くほどそっくりだと思ったら、実の娘なんですね。これまたびっくり。

映画としては、可もなく不可もなく。
大泉洋がやったTVドラマ版を未見なので見たいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤッターマン

ヤッターマン (2009・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

アニメや漫画の実写映画化は難しい。デフォルメされた世界を現実に持ってくるのだから、そりゃ無理があって当然だ。

「ヤッターマン」はそれを逆手に取った。マンガを現実に持ってきたときの「ありえねぇ」感を、あえてネタにしている。ヤッターワンが出動するところまではいいんだけれど、前から新聞紙が飛んできてアイちゃんの顔にへばり付くし、高速道路に乗るにはETCは必要だし、「世界の裏表、ひとっ飛び」というわけにはいかないし、メカの素を投げるのも一苦労。見ているこちらはクスクス笑い。

一方、オリジナルの面白さもきっちりと再現している。何故かとても押しやすい場所にある自爆ボタンとか、ドロンボーのインチキビジネスとか。「天才ドロンボー」の歌に乗ってメカを組み立てるところなんて、よくぞやってくれた。ヤッターキングの歌も聴けて満足だよ。

もともとヤッターマンは、主役ふたりは扱いが軽くてドロンボー一味にフォーカスされているのだけれど、それは映画も同様。ドロンジョ様を演じた深キョンは素晴らしいし、天才ボヤッキーも生瀬氏しか考えられないね。終盤のシーンもニヤリとできるし、オリジナルへの愛が感じられる。

ドロンボーのメカ「バージンローダー」のあたりはちょっと悪ノリが過ぎたかな、というところで減点があるものの、予想以上に良くできていた。「来週」は無いだろうけど、ヤッターペリカンも見てみたいねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒部の太陽 (1968・日本)

★★★☆☆ (評価基準)

縁あって幻の「黒部の太陽」を鑑賞する機会に恵まれた。

なぜ「幻」かというと、この映画はビデオやDVDが発売されておらず、現在劇場などでの公開もほとんどされていないからである。ビデオ化されていないのは、故石原裕次郎氏が「映画館の大迫力の画面・音声で見て欲しい」と希望して断ったからということだ。

1968年という時代に、これだけの映像を作ったことに感動する。今だと安易にCGを使ってしまうだろうが、当時はもちろんそんな技術は無い。それだけに本物の迫力が感じられる。例えば「ウルトラマン」などの特撮だといかにも嘘っぽさが感じられるが、この映画にはそれがない。

時代と映像とを考えるともっと評価は高くしたいところだが、現在観る作品としてはどうか、というと残念ながら星三ツ。ストーリーがいかにも古臭い。だが、極めて困難な事業に立ち向かう姿が感動を誘う。

今では、裕次郎の時代と違って、ハイビジョンTVで迫力のある映像が楽しめる。それでもやはり、この作品は映画館で見るのがいいと思う。それは、映画館という暗黒の空間でこそ、トンネル工事の息詰まるような閉鎖感が得られるからだ。

ところで「黒部の太陽」は、この春ドラマ化される。東京ドーム1個分に相当するセットが作成されたということで、映像にも期待できる。主演は香取慎吾。体格もいいし、結構マッチしている気もする。あとは裕次郎のような骨太さが表現できるかどうか、彼の演技力にかかっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フラガール

フラガール (2006・日本)
★★★★☆ (評価基準)

さて、評価に困った。良いところと悪いところが同居している。いい方を採用して★4ツ。

では悪いほうから。お涙頂戴のエピソードが連続して、薄っぺらい印象を受ける。これは「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じ感覚だ。

あと、しずちゃんは勘弁して欲しかった。彼女が出てくるたびに「南海キャンディーズのしずちゃんが演技してる」と現実に引き戻されてしまう。

では良い方。

期待たっぷりに見ていた私が、残念な気持ちで終盤を迎えると、最後の見せ場のダンスシーン。蒼井優のダンスにやられた。それじゃ「花とアリス」と同じじゃん。でも素晴らしい。

このダンス、映画を通して3度登場する。最初はフラの先生を演ずる松雪泰子が、次は蒼井優が、そして最後のクライマックス。それぞれ、誰かが心を動かされる重要なシーンとなっている。松雪泰子と蒼井優の違いも見ていて楽しい。

だがそれより、このダンスは、この炭鉱町が死んで、そこから再生してくるところを表現しているように思える。だからこそ重要なシーンで3度も演じられているのだろう。

それに気づいたとき、やっぱりこの映画には一本芯が通っていたのだなと評価を改めさせられた。惜しいところも多いけど、星4ツです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ (2008・日本)
★★★★★ (評価基準)

滅多に無い5ツ星。とはいえ、万人にお勧めできるわけでもない。

ストーリーは滅茶苦茶。「ラピュタ」 のような明快なものを求めているとシンクロできない。また、「もののけ姫」のような明確なメッセージがあるわけでもない。ぼんやりとはあるが、それは私はまったく意に介さなかった。

5ツ星の理由は、最初から最後まで画面に釘付けだったから。とにかく映像が素晴らしい。中盤以降の描写は、夢を見ているような気分を味わった。ビデオで観たら★がひとつ減るかもしれない。

これからという人は、とにかく画を観て、あまり考えず、ゆったりと流れる幸福感を味わって欲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

機動警察パトレイバー2 the Movie

機動警察パトレイバー2 the Movie (1993・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

こんなエントリーを読んで、押井守の作品が見たくなっていたところにTV放送があったので、見た。なるほど、漫画やTVアニメの「パトレイバー」とはリアリティの設定が違うのは、絵柄で一目瞭然だ。

物語の序盤で、主役(のはずの)野明と遊馬が新型レイバーの試乗をするシーンがある。その後、現役を退いた旧型レイバー(98式AVイングラム) の所に行く。以前の仲間は散り散りになっている。

ここまで見て、「この後、何らかの理由で新型レイバーが使えなくなり、旧メンバーが集結してイングラムで闘うに違いない」という「さらば宇宙戦艦ヤマト」パターンを予想してしまう。が、まったくの外れ。そもそも全編を通してレイバーはほとんど出てこない。

最初に書いたとおり、これはリアリティ設定の違う「パトレイバー」だ。キャラクタや設定を借りてきた全くの別物。劇場版「クレヨンしんちゃん」みたいなものだ。私のように漫画の設定を先入観として持っている観客には、その時点でハンデとなってしまう。「うる星やつら2」から変わってねえな。

さて、そんなハンデは別にして、この映画が評価できるか。

着眼点はいい。公開されたのは1993年。この後、地下鉄サリン事件 (1995年) や9・11 (2001年) があると思うと、それを事前に作品にした先見には感心する。日本はバブルがはじけた直後の、まだまだ平和ボケしているところで、この映画を公開するタイミングとしては最上だっただろう。

しかし、作家が訴えたいと思ったことが表現できているかというと、私は満足できない。長ゼリフも薄っぺらく聞こえるし、カネの問題かもしれないが、アニメーション技術も十分と思えない。恐怖が伝わってこない。

しかし、この作品のテーマは、極限状態でもボケっとしている日本を描くということだから、恐怖が伝わってこないのは私が平和ボケしているからかもしれないね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ターミネーター3

ターミネーター3 (2003・アメリカ)
★★★☆☆ (評価基準)


DVD-RAM に眠っていたのを発掘して見ました。

mixi のレビューって点数甘いのが多いと思っていたのですけれど、この作品は点数低いですね。それも仕方がないかなという内容です。

このシリーズの面白さの基本は、ターミネーターの強さとそれに対する恐怖、打ち勝ったときのカタルシスだと思うのですが、その観点で T1, T2 に負けてます。第一、T-X は新型なのに前作の T-1000 より弱いです。

一方、ストーリーですが、T2 のお涙頂戴のラストより、破滅的なこっちのほうが好みです。内緒ですが、実はターミネーターの続編がマトリックスです(嘘)。

(2007年08月16日 18:28)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

時をかける少女

時をかける少女 (2006・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

原田知世ではなくてアニメ版。
評判がいいので録画しておいたのを見た。

思っていたより少女漫画っぽい。アニメというのも得失があるけど、声の演技が下手なのもあって、薄っぺらい印象を持ってしまった。
(2007年08月15日 15:24)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ALWAYS 三丁目の夕日

ALWAYS 三丁目の夕日 (2005・日本)
★★★☆☆ (評価基準)

ベタな話は嫌いじゃない。むしろ好き。ただし、しっかりと作ってあれば。

映画は子供たちがプロペラ飛行機を飛ばすところから始まる。輪ゴムを目いっぱい巻いて、手を離す。昔はこんなのあったな、今でも手に入るのかなと考えているうちに、飛行機はぐんぐん高度を上げていく。もちろんCG。視点はどんどん高くなり、やがて昭和33年の街並みと、建設中の東京タワーを映し出す。

この画作りは、ハリウッド映画のそれだ。最新のテクノロジを誇示する映像。しかし、やはりどこかにうそ臭さがあり、違和感を覚えずにいられない。この違和感が、映画に没頭することを邪魔してしまう。

ストーリーはベタベタだ。最初に書いてあるように嫌いじゃない。しかし、違和感丸出しの映像と同様に、非常に薄っぺらい印象を持ってしまう。ストーリーの説得力がなく、お涙頂戴のエピソードが連続する。

この映画は日本アカデミー賞を総ナメにしたらしい。信じられない。たぶん、この映画に感動させられるターゲットは、私の親世代、戦後の昭和30年代に若者だった人たちなのだろう。賞の審査員も、そのあたりの方々なのだろうか。決して物質的には豊かではないが、戦争が終わって、限りなく明るい未来が想像できた古き良き時代へのノスタルジーが、この映画を推すのだろう。

この映画の結末は、決して単純なハッピーエンドではない。それでも登場人物たちは未来を信じている。あの時代はそうだったのかもしれない。戦後最長の景気拡大なんて決して同意できない報道を耳にしながら、破綻確実な年金や少子高齢化などと少し未来に失望しながら、あの時代をちょっとうらやましく思う。とはいえ、そこに戻りたいとも思わないのだけれど。

それにしてもこの監督、「ジュブナイル」はとっても良かったのだけれど、「リターナー」といいこれといい…

(2007年06月19日 00:55)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧